JIPP 特定非営利活動法人日本郵便文化振興機構
 The Japan Institute for Philatelic Promotion, NPO

使用済切手慈善運動とは


私たち日本郵便文化振興機構(JIPP)は、郵便文化の振興に関する独自の非営利活動を通じ、社会の健全な発展に寄与することをめざし、2008年7月の任意団体創設以来、積極的に活動しています。

実際に郵便に使用された郵便切手は、郵便料金の前払い証票としての役割を終えてもなお、郵便制度等に関する調査・研究や郵便切手研究・収集等の各種文化活動(これをフィラテリー<Philately>と呼んでいます)の素材として有用です。

わが国にはすでに、使用済み切手(古切手)を回収して社会福祉に役立てるボランティア組織があり、とくに海外における医療の充実といった特定分野では大規模な運動が展開され、大いに成果を挙げていることはよく知られています。

しかしながら、それ以外の分野では、使用済切手を回収し、換金して得られた資金をその団体自身の活動に役立てるといった仕組みはこれまで整備されていませんでした。それは、ボランティア組織などは、使用済切手を回収することはできても、効率的に反復・継続して換金することが難しいためです。

もしも、回収した使用済切手を、郵便切手の専門家の手によって適正価格で流通・換金させることができれば、資金的に必ずしも恵まれていないNPOや社会福祉団体等の財政に寄与することも可能となるでしょう。

こうした問題意識をもとに、私たち日本郵便文化振興機構(JIPP)では、郵便切手の専門家で構成されるNPOとして、独自のノウハウを活かした新しい慈善運動を展開することにしました。

すなわち、全国のボランティア組織から寄せられる使用済切手を、私どもで切手マーケットにおいて効率よく換金し、その一部をこの運動に賛同いただいた非営利団体や学校などに助成金として還元することにより、全国のあらゆる非営利活動を支援しております。多くの皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

特定非営利活動法人日本郵便文化振興機構(JIPP)
                          代表理事・使用済切手慈善運動本部長 
池田健三郎

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